生ドライフルーツ誕生物語

祖父が50年前から始めた、町の小さなスーパーの孫として生まれ、幼い頃から食卓でよくフルーツを口にしていた3代目社長 大山皓生。
日本のフルーツの味に感動しフルーツサンドをきっかけに、フルーツを使った商品をもっとお届けしたいというのが最初の想いでした。
ふと自分が好きなドライフルーツに興味があったので手がけてみたが、製作をするにあたってイマイチ自分の中で商品化するということに関して気乗りしない自分がいました。
今これだけ便利な世の中の時代、果たして自分が作るドライフルーツが本当に世の中に必要とされるかと考えた時に、ただ自分が好きだから、販売するというのは何か物足りなさを感じました。
一度やると決めたドライフルーツの研究だけが進み、改良改良を重ね、気づけば1年が経ちました。

ある朝、1通のメッセージが地元の友達から届きました

「こんなの見つけたんだけど、なんとかしてあげれないかな?」と、全然知らない人のインスタの投稿が地元の友達から送られてきました。内容を読んで衝撃を受けました。「おじいちゃんがキウイを作っているんだけど2トンも破棄しちゃう、なんとかならないかな、、、」 「助けて欲しい」という内容でした。

純平さんとおじいちゃんと社長

”自分一人じゃどうにも解決できないから人のチカラを借りたい” と、誰しもが一度はこのような考え方に至ったことがあるのではないのでしょうか。

この連絡を受けて直ぐにコメントを返しました。

そして直ぐに返事がきて、その直後には愛知県にいた孫であり、インスタの投稿者であるじゅんぺいさんにお会いしました。

「はじめまして、直ぐに石川県へ行きましょう」と伝えました。 そして、じゅんぺいさんと石川県の能登まで行ってきました。 86歳になるおじいさんに会いました。

温かく僕を迎え入れてくれました。そして、おじいさんは楽しそうに色んなことを話してくれました。ずっと笑っていました。

”安心安全を目指した美味しいキウイを食べてもらいたい” キウイを愛し、目を輝かせて楽しそうに話すおじいさんがとにかくカッコよかったです。

届いたメッセージ純平さんとおじいちゃんと社長

これまでキウイに懸けてきた熱いエピソードをたくさん聞いて、そんな真っ直ぐなおじいさんに対して涙を堪えるじゅんぺいさんの顔を横目で見た時に自然と涙が出ました。

「だったらまずは自分が人助けをしないと」と思い今回の行動にいたりました。それなのに本当に大切なことや、素敵なお話をおじいさんからしてもらって、自分が助けられたし、たくさん学ぶことができました。

僕も自分の亡くなったじいちゃんがよく言っていたことを思い出しました。

「困ってる人がいたら助けてあげなさいよ」

きっと僕のじいちゃんでも全部キウイを買ってただろうなぁ。と思いながら、その場で全部仕入れさせてもらいました。

キウイを持ち上げる社長キウイ狩の様子

そのことをきっかけにもしかすると全国の農家さんに他にも同じように困っている果物農家さんがいるのではないかと考え、SNSで発信をしたところ果物農家さんとのご縁ができました。

愛知県豊橋市の柿農家さんから連絡があり、話を聞いていくと僕らの出番だと感じました。廃棄されるかもしれな400kgの全ての柿を仕入れて、ドライフルーツにすることにしました。

今度は三重県熊野市のみかん農家さんから連絡をいただき、2022年2月10日に現地へ行き果物を仕入れさせていただきました。

そちらの農家さんでは”不知火”(しらぬい)というみかんを育てていて、多少傷が付いたりして正品として出荷出来ないものを約250キロ仕入れさせていただいてドライフルーツにしました。

また、2023年2月22日には長野県大町市にあるりんご農家さんのところへ行き果物を仕入れさせていただきました。

そちらの農家さんでは多品種のりんごを育てていて、今回凍霜害でシワシワになって廃棄になってしまうかもしれない約1トンに及ぶ”サンフジ”という品種のりんごを仕入れさせていただいて、ドライフルーツにしました。

この様に今があるのは全国の農家さんたちが一生懸命、日々農業に取り組んでくれているから世の中の多くの商売が成り立ちます。

ドライフルーツを作るにあたって、自分達が市場から仕入れるものだけでなく、お困りの農家さんのお役に立ちたい、という観点から、SNSで全国の農家さんと繋がり、味は美味しいのに市場には出せないキズものや規格外の変形してしまっている果物などをメイン にドライフルーツを作ることを第一定義としてダイワルールを決めました。

味は良いのに市場に出せないキズものや規定サイズに足りない果物達。自然被害にあってしまった果物や奇形の果物達。 農家さん達が自分達で加工するにはやはり、限界を感じています。

市場に出せる果物だけでなく、行き先の無い果物達もたくさんあるのが実態です。

少しでも我々の努力で1人でも多くの農家さんがハッピーになれることを願って取り組む一心です。

そして、2年間かけて作り上げたのがとことこん製法に拘った、完全無添加(砂糖、保存料、着色料、香料不使用)のドライフルーツです。

商品ラインナップ

ドライパイン
ドライキウイ
ドライりんご
ドライ柿
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